Deadline Funnel(デッドラインファネル)とは?効果的な使い方や導入のメリット・デメリットを解説

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ビジネスオーナーラボ 編集部

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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。

「Deadline Funnel(デッドラインファネル)を使いたいけど、日本語のサイトが少なく躊躇している…」
「メール購読者やウェビナー参加者にきめ細かいサービスを提供したいが、人員が足りなくて手が付けられない」

Deadline Funnelは要は締め切りを作成し、サイトやメール本文に表示させることができるツールです。

締め切りを作成するだけではなく、ウェビナーとの連携やカスタマイズが可能なのですが、日本語対応していないので日本企業からするとややとっつきづらい印象があるでしょう。

今回はDeadline Funnelの概要や料金プラン、導入のメリット・デメリット、登録方法・使い方を解説します。

Deadline Funnelが本当に自社業務に合っているツールなのか、導入の方法まで全て理解できるでしょう!

1.Deadline Funnel(デッドラインファネル)とは?料金プランの概要

https://www.deadlinefunnel.com/

Deadline Funnelとは、自動でLPやEメールに締め切りを作成・表示できるツールです。

サイトにフローティングのカウントダウンバーを表示させたり、顧客の行動をトラッキングして分析することもできます。

人は時間が無限になると行動が後回しになりがちですが、明確な期限を設けられると行動せねばという気持ちが強まりますよね。

Deadline Funnelを利用することで、ユーザーに「買わなければ・サービスを”今”利用しなければ」という気持ちを起こさせる効果があります。

Deadline Funnelでできること

  • 24時間365日稼働するキャンペーンの作成
  • 登録者ごとにパーソナライズされたメッセージの送信
  • キャンペーン毎に顧客の行動の分析をする
  • ウェブサイトやマーケティングツールと連携をする
  • サイトにフローティングや埋め込み型のカウントダウンタイマーを設置する
  • メールマガジンにカウントダウンタイマーを設置する
  • オートウェビナーファネルの構築

Deadline Funnelで締め切りを設定するだけでなく、自動ウェビナーと接続して労働時間を短縮して自動で顧客へのセールスを行うこともできます。

メールソフトとの連携も可能で、顧客毎にカスタマイズしたメッセージを送信することも可能。

仕事を自動化して販売促進ができる、さらに顧客の購買意欲を高める仕組みを自動で作成できるツール、それがDeadline Funnelです。

  月額価格(8月5日のレートで計算) 機能
Start 49$/5,400円 3つまでのキャンペーン
1,000人までの新規登録者
メールとチャットサポート
Create 99$/10,910円 無限のキャンペーン
10,000人までの新規登録者
カスタマイズ
自動で週間レポートを作成
カラーパレット+カスタムカラーの利用
締め切りファネルを削除
優先的なメール+チャットサポート
Scale 199$/21,930円 Createプランに加えて以下の機能
100,000人までの新規登録者
5つのアカウントを付与

(1)Startプランの概要

Deadline FunnelのStartプランは、基本機能を試したい方におすすめのプランです。

月額5,400円程度と安価で、3つまでのキャンペーンを作成することができます。

メールとチャットサポートがついているので、わからない点などは直接質問することもできますね。

シンプルにタイマーの設置を行う機能を使いたいだけならStartプランから始めましょう。

(2)Createプランの概要

Deadline FunnelのCreateプランは、Startプランよりも詳細なカスタマイズが可能になるプランです。

新規顧客数は10,000人まで対応していて、さらに自動の習慣レポートなど分析機能もついています。

タイマーテンプレートのカラーを変えたり、表示を変更できるのでサイトの外観を壊さないタイマーを設置できるでしょう。

またメールサポートが優先的に対応されるようになるので、サポートからのレスポンスが早くなるのもメリットです。

(3)Scaleプランの概要

ScaleプランはDeadline Funnelの最上位プランで、Createプランの全ての機能に加えて以下が利用できます。

新規顧客数が100,000人まで対応できること、さらにユーザーアカウントを5つまで付与できるので複数人での使用が可能です。

営業部門だけでなく、別部署でも全体的にDeadline Funnelを使ったキャンペーンを利用するときに便利。

従業員数が多い企業やキャンペーン数を増やしたい企業はScalプランを利用すべきでしょう。

2.Deadline Funnelを導入するメリット・デメリット

Deadline Funnelを導入するメリットとデメリットを紹介します。

どのようなツールにも良い面と悪い面が存在するものですが、事前に比較検討をしておかないと無駄な出費をすることに。

1つずつ説明していくので、自社に適合しているかチェックして下さい。

(1)メリット

Deadline Funnelを導入するメリットは8つあります。

  1. ユーザーの購買意欲を強めることができる
  2. カウントが厳密である
  3. LPだけでなくメールにカウントダウンタイマーをセットできる
  4. 海外のメールサービスと連携できる
  5. プロダクトローンチ型のキャンペーンにも対応
  6. チャットとメールサポートが受けられる
  7. 14日間のトライアル期間がある
  8. オートウェビナーファネルの構築ができる

Deadline Funnelでできることを含めて説明していくので、自社が求めているツールかどうかイメージしてみてください。

1つずつ説明していきます。

#1:ユーザーの購買意欲を強めることができる

Deadline Funnelを導入する1つ目のメリットは、ユーザーの購買意欲を強めることができることです。

販売したい商品やサービスを買うか迷っている・興味がある状態の顧客は、購買行動へ結びつきづらいもの。

しかし締め切りを設定することである種の”焦り”や”限定だから今手に入れたい”という欲求を起こさせます。

バーゲンに行くとついつい欲しくないものまで購入してしまう、この状態をインターネットのサイトでも作り出せるのがDeadline Funnelなんです。

ユーザーに”買いたい”という気持ちを強く起こさせることで、最終的に自社の売り上げの向上につながるでしょう。

#2:カウントが厳密である

Deadline Funnelを導入する2つ目のメリットは、カウントが厳密なことです。

通常のカウントダウンツールではユーザーがページを閉じるとカウントがリセットされ、また開いた時には初期値からカウントダウンが始まります。

Deadline Funnelはユーザーのトラッキングに優れているため、仮にユーザーがページを閉じたとしてもカウントダウンのデータを保持し、再び開いた時は続きから残り時間のカウントが可能です。

 

厳密なカウントでユーザーの信頼感を高めることができるでしょう。

#3:LPだけでなくメールにカウントダウンタイマーをセットできる

Deadline Funnelを導入する3つ目のメリットは、LPだけでなくメールにカウントダウンタイマーをセットできることです。

WEBサイトやL LPにフローティング(浮遊するタイプのバナー)タイマー、または埋め込み型のタイマーを設置できます。

それだけでなく顧客宛に送るメールにもカウントタイマーを設置し、メルマガ購買者にも効果的にマーケティングを仕掛けられる仕様です。

カウントダウンタイマーを設置できる対象が幅広いのもDeadline Funnelのメリットでしょう。

#4:様々なアプリと連携できる

Deadline Funnelを導入する4つ目のメリットは、様々なアプリと連携できることです。

連携可能なアプリ

  • KAJABI
  • Hubspot
  • Mailchimp
  • ONTRAPORT
  • Conver Kit
  • Active Campaign
  • Infusionsoft
  • WordPress
  • Shopify
  • Zapier
  • Clickfunnels

現時点では51個のアプリと連携が可能で、自動で様々なツールと連携させられるためECサイトだけでなくより詳細な顧客分析やメーラーソフトとの連携でメールマーケティングにも役立ちます。

様々なツールとの組み合わせでカスタマイズをし、自社に合うキャンペーンの作成ができるでしょう。

#5:プロダクトローンチ型のキャンペーンにも対応

Deadline Funnelを導入する5つ目のメリットは、プロダクトローンチ型のキャンペーンにも対応していることです。

プロダクトローンチとは販売前に見込み客を収集し、定期的な情報発信で購買意欲を高めて短期間で売り上げを上げる手法のこと。

例えばウェビナーツールと連携させてユーザーをメールで集客、時間を決めて動画配信を行い情報を小分けに伝えることができます。

さらにウェビナーの感想をメール等で送ってもらい、連携させたメールソフトから個別のメッセージの送信を設定することも可能。

最終的にメールやLPへ誘導した際に、タイマーを表示させて購買行動を促進できます。

様々なマーケティングの手法に対応したキャンペーンをDeadline Funnelで作成し、業績向上を目指せるのです。

#6:チャットとメールサポートが受けられる

Deadline Funnelを導入する6つ目のメリットは、全てのプランにチャットとメールサポートがついていることです。

他のツールだと下位プランはメールのみのサポートというケースが多いのですが、Startプランにもチャットサポートがつきます。

緊急で問い合わせをしたい、画面を操作しながらサポートを受けたい場合はチャットサポートの方が便利ですよね。

プランにかかわらずチャットサポートが受けられるのはDeadline Funnelの大きなメリットでしょう。

#7:14日間のトライアル期間がある

Deadline Funnelを導入する7つ目のメリットは、14日間のトライアル期間があることです。

3つの有料プランにはそれぞれ14日の試用期間が設けられていて、導入前に使用感を確認できます。

さらにアップグレードも簡単で、Startプランから始めて顧客数が多いようならアップグレードがワンタッチでできるんです。

導入前に全ての機能を実際に使って確かめられるのは大きなメリットでしょう。

#8:オートウェビナーファネルの構築ができる

Deadline Funnelを導入する8つ目のメリットは、オートウェビナーファネルの構築ができることです。

オートウェビナーとはインターネットで指定した日時でウェブセミナーを行うこと。

自社で指定時間に動画を再生することなく、自動で動画を再生・セールスページへの誘導や販売のクロージングを自動化するシステムです。

Deadline Funnelではオートウェビナーファネルを構築でき、実際に画面の前にいなくても営業担当の代わりに商品を販売する仕組みを作れます。

(2)デメリット

Deadline Funnelには2つのデメリットがあります。

  1. 日本語に対応していない
  2. 機能豊富だがやや設定が難しい

メリットと比較して致命的な欠点がないか検証してみましょう。

1つずつ説明します。

#1:日本語に対応していない

Deadline Funnelを導入する1つ目のデメリットは、日本語に対応していないことです。

Google Chromeなどのブラウザの翻訳機能で日本語化でき、操作も直感的なのですが、サポートに至るまで英語のみの対応。

そのため英語に対して苦手意識がある場合は、使いづらいと感じるかもしれません。

Deadline Funnelは現状言語が英語以外選べないのはデメリットです。

#2:機能豊富だがやや設定が難しい

Deadline Funnelを導入する2つ目のデメリットは、機能豊富だがやや設定が難しいことです。

カウントダウンタイマーの設定やウェビナーの構築ができますが、機能が豊富な分使いこなすまでには少々時間がかかるかもしれません。

操作自体は直感でできるのですが、慣れるまでに時間が必要なイメージです。

Deadline Funnelの公式サイトに操作方法の動画もアップされていますが、日本語の解説ページはまだ少なくマニュアルが足りないと感じる可能性があります。

3.Deadline Funnelの登録方法

Deadline Funnelの登録方法を2ステップで解説します。

  1. アカウントの作成
  2. ツールの設定

操作感を感じていただくためにスクリーンショット付きで解説します。

(1)アカウントの作成

まずはDeadline Funnelでアカウントの作成を行います。

サイトトップの”START YOUR FREE TRIAL NOW!”をクリックし、トライアルプランを開始しましょう。

14日が経過すると自動で課金に切り替わるので、トライアルのみで辞める場合は期限を忘れないようにしてください。

  1. メールアドレス
  2. パスワード(二度入力)
  3. 氏名

以上の情報を入力して、”Confirm”ボタンをクリックしてください。

決済情報の入力画面で、支払いの方法・支払いサイクルを選びましょう。

年間払いのプランを選ぶと2ヶ月間の無料期間がつき、月払いプランでは14日間無料になっています。

クレジットーカード情報を入力し、”START BOOSTING SALES NOW!”をクリックすれば申し込みは完了です。

(2)ツールの設定

早速ツールの設定を行なっていきます。

まずは連携させたいプラットフォームを選択し、右下にあるNEXTをクリックしてください。

次に連携させるメールソフトを選んで、NEXTボタンを押します。

API連携のページが出てくるので、選んだサービスのAPIユーザーネームとKeyを取得して入力を行いINTEGRATEボタンをクリックしてください。

無事連携が完了すると、上の画像のような表示が出てきます。

次にDeadline Funnelでしたいことを選んでいきましょう。

  • メールでスペシャルオファーを送りたい
  • 訪問者の分析をしたい
  • オートウェビナーを開きたい

自社の目的に合わせて選択してください。

最後に設定が完了したら、一番下部にある”CREATE A CAMPAIGN”をクリックしましょう。

以上でDeadline Funnelの登録と設定作業が完了です。

動画のマニュアルがあり、基本的な使い方を視覚的に学ぶこともできるので視聴しておいてくださいね。

4.Deadline Funnelの基本的な使い方

Deadline Funnelの基本的な使い方を解説します。

  1. キャンペーンを作成する
  2. 締切の日時を設定する
  3. Funnel Stepsを選ぶ

慣れてしまえば操作自体はシンプルです。

1つずつ説明していきます。

(1)キャンペーンを作成する

まずはダッシュボードからキャンペーンを作成する方法を紹介します。

今回はWordpressとMailchimpを利用してみましょう。

キャンペーンの名前とカテゴリーを入力し、ランディングページビルダーを指定します。

設定のページで選んだキャンペーンのテンプレートを使うかどうか確認されるので、今回はテンプレートを使って設定していきます。

新規購読者を獲得した時にどのグループに入れるか指定し、表示名などを入力します。

最後に表示されたwebhookのURLをコピーし、Mailchimpに貼り付けておいてください。

以上でキャンペーンの作成の大まかな箱の作成が完了しました。

(2)締切の種類を選択する

締め切りの長さと種類を選択し、タイムゾーンも決めておきます。

(3)Funnel Stepsを選ぶ

最後にFunne Stepでタイマーを表示させるページと期限切れのときにリダイレクトさせるページを指定します。

pageにタイマーを表示させたいLPを、期限が切れた場合は別のサイトページへ誘導できるように2つのフォームにサイトURLを入力してください。

”ADD NEW PAGE”をクリックすると、複数ページを指定することも可能です。

URLの設定が終わったらダッシュボードの”FINISH”ボタンを押して設定完了です。

Startプランの設定はここまでですが、上位プラン2つはテンプレートの選択や色の変更等の詳細なカスタマイズができます。

5.Deadline Funnelを導入すべき企業

Deadline Funnelを導入すべき企業は以下の企業です。

  1. オートウェビナーを効果的に行いたい
  2. プロダクトローンチ型のマーケティングを使いたい
  3. メールマーケティングの効果を促進したい

自社のマーケティング方針と一致するツールかどうかを最後に確認しましょう。

(1)オートウェビナーを効果的に行いたい

Deadline Funnelを導入すべき1つ目の企業は、オートウェビナーを効果的に行いたい企業です。

オートウェビナーは自動で動画配信を行えて便利なのですが、きめ細かいユーザーへの対応となるとリアルタイムでの対応が必須でした。

しかしDeadline Funnelを利用することで期限を設けてユーザーの購買意欲を掻き立てられますし、Mailchimpなどと連携させて自動メール返信や購買意欲ごとの対応ができます。

ウェビナーの開催と動画視聴後のフォロー、そして購買ページへの誘導・クロージングを一貫して行うファネルを作りたい企業はDeadline Funnelを利用するべきでしょう。

(2)プロダクトローンチ型のマーケティングを使いたい

Deadline Funnelを導入すべき2つ目の企業は、プロダクトローンチ型のマーケティングを使いたい企業です。

ユーザーを集客して動画を1日ごとに配信してその都度メールで感想を集めて購買意欲の高さを集計、さらに最終日にはLPに誘導して期限付きのページをユーザーに閲覧してもらうことができます。

プロダクトローンチは短期間で爆発的な売り上げを上げることが目的の商法なので、期限を設けられるDeadline Funnelと非常に相性が良いんです。

期限が過ぎても別のLPへリダイレクトしてユーザーに商品やサービスを目にする機会を与えられるので、顧客へのアプローチ力も高いといえます。

(3)メールマーケティングの効果を促進したい

Deadline Funnelを導入すべき3つ目の企業は、メールマーケティングの効果を促進したい企業です。

メールマーケティングには様々な手法があり、ステップメールの送信などはメーラーソフトのみでも行えます。

しかしDeadline Funnelと組み合わせることで締め切りを設けて購買意欲を高められますし、効率的にスペシャルオファーの送信をしてお得な情報やオファーを提示できるんです。

ECサイトなどが主流でメールマーケティングに力を入れたい企業はDeadline Funnelを利用してみてください。

まとめ

今回はサイトやメールマガジンに締め切りを設定できるツールDeadline Funnelについて紹介しました。

日本語対応していない海外製のツールですが、全世界で利用されていてきめ細かい設定ができる優秀なツールです。

締め切りを設けることで購買意欲を高めてサイトの売り上げ・申込みを増やしたり、主流な販売方法となってきたウェビナーとの連携ができることから日本でも需要が高まっています。

自社のメールマーケティングやウェビナー、ECサイトの売り上げ向上など様々な用途に利用できるので、一度トライアルから試してみると良いでしょう。

ユーザー心理をついたマーケティングができるDeadline Funnelを利用し、売り上げ向上を目指してください!

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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。

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