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「MailChimp(メールチンプ)ってツールは使いやすい?英語が喋れないんだけど使いこなせるだろうか」
「メールマーケティングをしたいがそこまで予算を割けない。安価で利用できるツールを知りたい」
MailChimpは世界的に有名なメールマーケティングソフトで、安価で豊富な機能が利用できます。
しかし日本語版がないことや使用に際してのデメリットがないかなど気になることはたくさんありますよね。
今回はMailChimpの概要やメリット・デメリット、そして使用に向いている企業について解説します。
この記事を読めばMailChimpを使用して、顧客へのメールマーケティングを促進する使い方を知ることができますよ!
目次
1.MailChimp(メールチンプ)とは
MailChimpとは、MailChimp社が提供するメール配信ツールで全世界で1,300万社以上が利用しています。
顧客へのメールマーケティングやリストの管理が容易にできるツールで、自社でステップメールやメールマガジン配信、ワンタイムオファーを考えている企業へおすすめです。
MailChimpには無料プランがあり、無料でも2,000件までの連絡先が登録可能。
まずはお試しで使用してみて使い勝手が良ければ有料版に切り替えるという選択が取れるのは嬉しいですよね。
顧客リストがまだ少ないうちは無料版を、増えてきたら有料へ切り替えても良いでしょう。
料金表は下記のようになっていて、4つのプランが用意されています。(右へスクロールできます)
月額費用 | 機能 | |
Free | 0円 | ・メールビルダー ・マーケティングツール ・メールフォーム・LPの作成 ・サポート ・ウェブサイトビルダー ・ドメインの使用 |
Essentials | 1,150円 | (Freeの機能に以下を追加) ・メールテンプレート ・マルチステップジャーニー ・カスタムブランディングの利用 ・A/Bテスト ・24時間365日のメール・チャットサポート |
Standard | 1,750円 | (Essentialsの機能に以下を追加) ・送信時間の最適化 ・行動分析 ・カスタムテンプレート |
Premium | 34,500円 | (Standardの機能に以下を追加) ・多変量テスト ・レポート ・無制限のアカウント・アクセス権付与 ・電話でのサポート |
MailChimpの料金と機能概要についてはこちらの記事で紹介しています。
2.MailChimpを利用するメリットとデメリット
MailChimpを利用するメリットとデメリットを紹介します。
- MailChimpを利用するメリット
- MailChimpを利用するデメリット
メリットとデメリットを比較して、自社社員に導入によって負担がかからないか、最大限のパフォーマンスを発揮するか検討してみてください。
それぞれ説明します。
(1)MailChimpを利用するメリット
MailChimpを利用するメリットを5つご紹介します。
-
- 小規模事業なら無料プランでも十分利用できる
- 利用者数が多く実績がある
- メール開封率・時間帯などの分析が簡単にできる
- 高度なステップ機能が付いている
- テンプレートの作成・直感的な操作ができる
- LP作成機能が使える
- 他のツールとの柔軟な連携ができる
世界中で利用されている通り、MailChimpは機能も豊富で操作も簡単です。
1つずつメリットを解説します。
#1:小規模事業なら無料プランでも十分利用できる
MailChimpを利用する1つ目のメリットは、小規模事業なら無料プランでも十分利用できることです。
フリープランでも2,000件まで連絡先の追加が可能ですし、基本的なメール配信サービスを利用できます。
まだ顧客数がそこまで多くなく、有料プランを導入するには高いと感じる場合は無料から始めてみれば良いでしょう。
大規模企業も無料プランがあることで、MailChimpの使い勝手を検証できます。
また有料プランも1,000円台から利用できるため、安価にメールマーケティングを行いたい企業にもぴったり。
小規模企業から大企業まで、プランを選ぶことで予算的にも機能的にも使いやすいのがMailChimpのメリットです。
#2:利用者数が多く実績がある
MailChimpを利用する2つ目のメリットは利用者数が多く実績があることです。
全世界で1,300万社以上が利用しているメールマーケティングツール。
2000年初頭に中小企業向けのマーケティングツールとしてリリースされて以降、20年以上も愛されています。
2019年の調査によるとメールマーケティングを行っている企業の60%がMailChimpを利用していることも判明しており、使い勝手の良さと機能的にも優れていることを証明しているでしょう。
また業界でもシェアが多いということは運営会社の経営が安定しているということでもあり、急にサービスが終了するリスクもありません。
MailChimpは信頼して利用できるメール配信ツールです。
#3:メール開封率・時間帯などの分析が簡単にできる
MailChimpを利用する3つ目のメリットは、メール開封率・時間帯などの分析が簡単にできることです。
メールをただ送信して放置していては、顧客のニーズにかなった情報を送信できているかわかりません。
しかしMailChimpを使用すれば、自社から送信したメールがどの程度開封されたのかでタイトルが適切か、ユーザーが自社にまだ興味を持っているかを測れます。
開封された時間帯を分析することで、ユーザーの1日の行動パターンを推測し、適切な時間にメール送信をして開封率アップにもつながるでしょう。
ユーザーの動向を詳細に分析し、よりユーザーのニーズに沿ったメールマーケテイングができるようにPDCAサイクルが回しやすくなります。
#4:高度なステップ機能が付いている
MailChimpを利用する4つ目のメリットは、高度なステップ機能が付いていることです。
ステップ機能とは、あらかじめテンプレートを設定しておいてメールアドレスを収集したユーザーに対して段階的に送信する方式のメールマーケティングのこと。
最初は自社のサービスや商品を知ってもらう段階、次にユーザーのアクションや興味関心データに応じて分岐させ、よりユーザーが関心のある情報を送信していきます。
トリガー設定は自社で行う必要がありますが、ステップ機能を使えばメールだけでユーザーの購買ニーズを探り、決済まで進めることが可能です。
メールマーケティングに欠かせないステップ機能のシナリオ分岐が詳細にできるのも、MailChimpのメリットと言えます。
#5:テンプレートの作成・直感的な操作ができる
MailChimpを利用する5つ目のメリットは、テンプレートの作成・直感的な操作ができることです。
有料プランにはメールテンプレートの作成機能がついていて、過去のメールをコピペして名前を変えて別のユーザーへ送信するなどの手間が要りません。
テンプレートは豊富に揃っており、本文を追加するだけで体裁の整ったメールを送信できるんです。
またメール本文はドラッグ&ドロップだけで編集・追加・移動ができ、直感的でシンプルな操作感。
メールの操作が複雑だとメールマーケティング担当に負担がかかりますが、MailChimpを使えば簡単に顧客とコミュニケーションが取れます。
#6:LP作成機能が使える
MailChimpを利用する6つ目のメリットは、LP作成機能が使えることです。
LPとはランディングページのことで、メールを開封したユーザーが中に貼ってあるリンクをクリックしたときにたどり着くページのこと。
サイトを作ると聞くと難しく感じるかもしれませんが、テンプレートが用意されているのでデザインを気にする必要はありません。
また内容はドラッグ&ドロップで変更できるので、操作も簡単です。
自社商品の一覧をLPに表示させて販売サイトとしたり、セミナーの申し込みフォームを作るなど使い方もさまざま。
MailChimpはメルマガの内容だけでなく、顧客をサイトへ誘導するページも作れます。
#7:他のツールとの柔軟な連携ができる
MailChimpを利用する7つ目のメリットは、他のツールとの柔軟な連携ができることです。
- Survey Monkey(フォーム作成)
- Typeform(フォーム作成)
- Canva(デザインツール)
- ClickFunnels(ECサイト作成ツール)
250個以上のツールとの連携が可能で、SNSなどと連携して集客ツールとして利用することもできます。
またECサイト作成で人気のClick Funnelsと連携させて、ECサイトで集めた顧客情報を利用して詳細なメールマーケティングも可能です。
さまざまなツールと連携することでより使い勝手が良く、自社サービスにあった使い方ができます。
CluckFunnelsについてはこちらの記事で紹介しているので、併せて読んでみてください。
(2)MailChimpを利用するデメリット
MailChimpを利用するデメリットを3つ紹介します。
- カスタマーサポートが英語のみ
- メールのクオリティ審査がある
- 文字化けが起きることがある
先ほど紹介したメリットは世界でも支持されていますが、日本で使うには少々問題が起きることも。
1つずつデメリットを紹介します。
#1:カスタマーサポートが英語のみ
MailChimpを利用する1つ目のデメリットは、カスタマーサポートが英語のみであることです。
チャットやメールでのサポート、上位プランは電話サポートが可能ですが、英語を使う必要があります。
メールやチャットはまだしも、電話でサポートを受けるのは少々難易度が高いですよね。
ツール自体はGogle翻訳で日本語化して使えますが、サポートも英語なのは難点になるかもしれません。
#2:メールのクオリティ審査がある
MailChimpを利用する2つ目のデメリットは、メールのクオリティ審査があることです。
メールの内容や到達率をチェックされていて、配信を断られることがあります。
適宜メールの到達率をチェックして不要な連絡先を削除、更新するなどメンテナンスが必要です。
また内容の審査基準は不明ですが、内容が薄く無関係な文章が多いなどの場合は配信停止になる可能性があります。
万が一停止された場合は運営に英語でアピール文章を送ると再開できるようですが、いきなり配信停止になるとマーケティングに支障が出るのはデメリットと言えるでしょう。
#3:文字化けが起きることがある
MailChimpを利用する3つ目のデメリットは、文字化けが起きることがあることです。
使用されている文字コードはUT-8なのですが、稀にヘッダーの文字などが文字化けするそう。
口コミをチェックすると全く文字化けしないと言っている人もいるのですが、定期的に文字化けを起こしていないかチェクをした方が良いでしょう。
3.mailchimの始め方
mailchimの始め方を簡単に解説します。
- アカウント登録
- リストの作成・アドレスのインポート
- メール送信
- レポートの確認
英語のツールなので使いづらいと思うかもしれませんが、直感的に操作できることが分かるでしょう。
1ステップずつ説明します。
(1)アカウント登録
まずは公式サイトへアクセスし、Get Started Todayをクリックして、アカウントを作成しましょう。
登録には以下の情報が必要です。
- ユーザーネーム
- パスワード
サインアップするとログイン用のアドレスが届くので、メールを確認してログインしましょう。
次にプランを選んでください。
まずは無料プランで使用感を確かめてから有料に切り替えるのがおすすめです。
- フルネーム
- ビジネスネーム
- ウェブサイトURL
- 電話番号
プラン選択後は以上の情報を入力し、画面に沿って質問に答えていくだけ。
登録が完了したらマイページの作成が完了し、メールのテンプレートから自由にメール作成ができるようになります。
(2)リストの作成・アドレスのインポート
登録が完了したら、顧客リストを作成・または既存データをインポートしましょう。
MailChimpのメニュー画面で”Audience”を選び、追加をクリックして顧客リストを追加します。
顧客データのインポートにはcsvファイルが必要なので、エクセル等で管理している場合は変換しておいてください。
(3)メール送信
リストのインポートが終了したらメール送信が可能な状態になっています。
ダッシュボードからEmail送信を選んでクリックすると、メール送信フォームが表示されるので画面に沿って入力していきましょう。
英語になっていますがシンプルな英語なので、解読には苦労しないと思います。
入力は日本語で入力が可能です。
(4)レポートの確認
メールを送信した後はレポートの確認を行い、顧客がどれくらいメールを開封したかを確認しましょう。
分析を繰り返していくうちにユーザーの真のニーズに近づくことができ、購買意欲を掻き立てるタイミングや内容のメールを送信できるようになります。
開封率の他の時間帯なども確認できるので、生活時間に合わせるなど工夫していきましょう。
ざっと機能一覧を説明しましたが、MailChimpには他にもテンプレートの利用など便利な機能がたくさん搭載されています。
詳細はこちらの記事でまとめているので、使い方を知りたい方は併せて参考にしてください。
4.MailChimpで特に便利な機能
MailChimpで特に便利な機能を3つ紹介します。
- ステップメールのシナリオ作成機能
- LP機能
- マージタグ機能
メールマーケティングに利用できる機能で、使うとより販売促進に役立つものです。
1つずつ説明していきます。
(1)ステップメールのシナリオ作成機能
MailChimpで特に便利な1つ目の機能は、ステップメールのシナリオ作成機能です。
ダッシュボードではAutomation(オートメーション)と表記されています。
トリガーと言って設定した事象が起きたら自動で次のメールを自動送信する機能です。
無料アカウントでは使えませんが、有料プランで利用できます。
例えばメールを送ったのに開封してもらえない場合は、タイトルを変更して別の切り口からのメールを送信するように設定したり、メールのURLがクリックされたら別の商品のおすすめ情報を送るなど自在に設定可能。
メールのテンプレートとトリガーは自社で話し合って決める必要がありますが、顧客の行動を分析して自動送信ができれば効率的なメールマーケティングが行えるようになるでしょう。
(2)LP機能
MailChimpで特に便利な2つ目の機能は、LP機能です。
LPとはランディングページのことで、ユーザーがメルマガを開封して内容をクリックした際にジャンプできるページのことを意味します。
ユーザーのアクションを喚起する役割を持っていて、商品の宣伝やサービスの申し込み、資料請求ページとして利用できるページです。
MailChimpにはテンプレートが用意されているので、テンプレートを選んで自社の希望に合わせて要素を移動させるだけでLPを作れます。
LP自体に商品を載せて通販サイトとして利用したり、サイトの概要を載せて自社のサイトへ誘導する役目を持ちます。
通常は別途ホームページビルダーを導入してサイトを作らないといけませんが、MailChimpでは簡単にLP作成が可能です。
(3)マージタグ機能
MailChimpで特に便利な3つ目の機能は、マージタグ機能です。
マージタグは日本語では置換文字であり、メールのテキストに埋め込むことで自動的にテンプレートやアクションを呼び出せます。
- *|FNAME|*:苗字
- *|LNAME|*:名前
- *|PHONE|*:Eメールアドレス
- *|ADDRESS|*:住所
- *|UNSUB|*:メルマガ解除
- *|UPDATE_PROFILE|*:プロフィールの更新
マージタグの一例を挙げてみましたが、このタグを挿入するだけで顧客の情報を呼び出したり、メルマガ解除リンクを貼ることができます。
顧客の名前を冒頭に入れたメールを送信したい時には苗字のマージタグを入れておけば、各個人の名前を読んでいるかのようなメールが送信できるんです。
ステップメールにマージタグを埋め込んでおけば、顧客が「自分だけに送信してくれてるんじゃないか?」と感じるメールを作り、効果的にマーケティングできますね。
5.MailChimpを利用すべき企業
MailChimpを利用すべき企業の特徴を紹介します。
- まだ顧客が少なくスタートアップしたばかり
- 低価格でメールマーケティングを行いたい
- SNSやビジネスチャットツールなど別のツールと連携して使いたい
自社サービスと一致したツールなのかいまいち判別がつかない人は参考にしてください。
1つずつ説明していきます。
(1)まだ顧客が少なくスタートアップしたばかり
MailChimpを利用すべき1つ目の企業は、まだ顧客が少なくスタートアップしたばかりの企業です。
メールマーケティングを含めて営業支援ツールはさまざまありますが、ツール使用料が高額になりがちです。
しかしMailChimpなら無料で2,000件の連絡先へメール送信ができるので、まずお試しで使うには最適でしょう。
テンプレートの豊富さやカスタマイズ性を考えて、もっと機能が欲しくなれば有料プランへ切り替えたり別ツールを使用することもできます。
MailChimpは操作が簡単で安価で利用できるマーケティングツールなので、小規模企業がまず導入するツールに最適です。
(2)低価格でメールマーケティングを行いたい
MailChimpを利用すべき2つ目の企業は、低価格でメールマーケティングを行いたい企業です。
メールマーケティングツールは多々ありますが、月額5,000円からなど費用が高額なものが多く、予算的に厳しいことがあるでしょう。
しかしMailChimpは有料プランでも1,150円からステップメール機能が使えるため、かなり安価なのです。
なるべく費用をかけずにメールマーケティングの効果が知りたい、顧客のニーズを探るためにテスト送信をしたい企業に向いています。
(3)SNSやビジネスチャットツールなど別のツールと連携して使いたい
MailChimpを利用すべき3つ目の企業は、SNSやビジネスチャットツールと連携して使いたい企業です。
250以上のツールとの連携が可能なMailChimpは、SNSと紐づけて使用することもできます。
メール送信内容をSNSに自動反映させたり、登録フォームリンクを貼り付けて顧客のメールアドレスの取得をする。
他にもビジネスチャットツールと連携すれば、メールの対応の状況の共有などを社内で行えるでしょう。
MailChimpは営業促進ツールや顧客管理システムとの連携もできるので、収集したデータやメールの開封率を反映させて別の営業アプローチをする時にも役立ちます。
柔軟にカスタマイズができて、別のツールとの連携が簡単なツールを探している企業に向いているでしょう。
まとめ
今回は全世界で1,300万社以上に使用されているMailChimpについてご紹介しました。
インターネットの普及により今やメールマーケティングは非常に有効な営業手法となっています。
MailChimpは安価で顧客の行動分析もでき、豊富なテンプレートを使用して簡単にメール作成ができるのが魅力。
有料版ではステップメールの送信も可能なので、ユーザーと密接なコミュニケーションを取れるでしょう。
メールマーケティングツールを安価で探している方は、MailChimpの無料プランを利用して顧客との対話を活性化してください!
ビジネスオーナーラボ 編集部
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