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「タスク自動化ツールを導入したいが、Zapier(ザピアー)とIFTTT(イフト)で迷って決められない!」
「IFTTTはかなり安いけど、機能面は充実してるのか?自社でどちらを使うべきか比較したい」
タスク処理の自動化を行えるZapierとIFTTT、どちらも世界で愛されているツールであり優秀です。
しかし料金面や機能では違いがあり、迂闊に導入してしまうと「あっちの方が良かった!」と後悔することに。
そこで今回はZapierと類似のタスク自動化ツール「IFTTT」の概要や両者の比較、そしてどちらを使うべきかを説明します。
最後まで記事を読めば、ZapierとIFTTTどちらが自社の業務効率化に役立つかはっきり分かるでしょう!
目次
1.Zapier(ザピアー)と類似のタスク自動化ツール「IFTTT(イフト)」とは?
IFTTTとは、Zapierと同じく別のアプリを連携させてワークフローを作成できるツールです。
”If Thie Then That”の略で、もしもこれをしたら、その時にあれを実行する、つまりワークフローを作成できるツールという意味なんですね。
- 2つのアプリを連携
- アプリ連携の雛形を利用可能
- 無料・proと料金を選べる
IFTTTではワークフローのことをアプレット・レシピと呼ばれていて、他の作成者が作ったアプレット・レシピは無料版でも無制限で利用可能。
つまり自社に合うアプレット・レシピさえ見つければ、無料で利用できるのが魅力。
基本機能が無料で利用できるため世界でも2,000万人以上に愛用されています。
ZapierとIFTTTは類似の機能を持っているため、比較対象とされることが多いです。
どちらもシンプルな工程でプログラミングの知識不要でワークフローが作成できます。
2.ZapierとIFTTTの比較
ZapierとIFTTTの比較を以下の項目に分けて行なっていきます。
- 料金
- 機能
- 具体的な使用例
- カスタマーサービス
自社の予算や仕事の内容をイメージしつつ読み進め、どちらが適しているかを選んでみましょう。
1つずつ説明していきます。
(1)料金
ZapierとIFTTTを料金面で比較していきます。
IFTTTは無料プランと月額370円の有料プランの2種類のみです。
一方Zapierは機能やタスクの実行回数ごとに細かくプランが分かれています。
料金だけを見るとIFTTTの方が圧倒的に安いのですが、機能面はシンプルで複雑な連携を使いたい場合はZapierの方が適しているでしょう。
参考にZapierの料金表を掲載しておきます。
プラン | 料金 | タスク数の制限 (従量課金) |
Free | 0$ (無料) |
100個 |
Starter | 19.99$ (2,251円) |
750個 |
Professional | 49$ (5,517円) |
2,000個 |
Team | 299$ (33,665円) |
50,000個 |
Company | 599$ (67,443円) |
100,000個 |
Zapierのより詳細な料金やプランを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
(2)機能
次はZapierとIFTTTの機能面を比較していきます。
双方日本語対応はしていませんが、使用しているブラウザの翻訳機能を使えば基本操作は簡単に理解できるでしょう。
IFTTT | Zapier | |
連携可能なアプリ | 2つ | 無料:2つ 有料:2つ以上 |
対応アプリ | 650以上 | 3,000以上 |
無料範囲 | 3つまで | 5つまで |
実行感覚 | 15分程度 | 1〜10分 |
マルチアクション | ◯ | ◯ |
日本語対応 | × | × |
カスタマイズ | × | ◯ |
どちらもタスクの自動化を行うのですが、連携可能なアプリ数はZapierの方が多いです。
Zapierは3,000以上のアプリを利用できますが、IFTTTは現時点では650以上と少なめ。
さらにワークフローを作成する時に、IFTTTはシングルステップと言って2つのアプリまでしか連携できません。
Zapierも無料版では同様にシングルステップのみなのですが、有料プランは3つ以上のアプリが連携できてさらに高度な自動化が期待できます。
無料で利用できる連携(ZapierではZap・IFTTTではアプレット・レシピ)はZapierが5つ、IFTTTが3つ。
小規模事業で自動化したい作業が少ない場合はZapierの無料版かIFTTTで事足りますし、より高度な連携を求めるならZapierの有料版を選ぶべきでしょう。
(3)具体的な使用例
次にZapierとIFTTTの具体的な使用例を説明します。
- Zappierでできること
- IFTTTでできること
具体的にアプリを連携させてどんなフローが作れるのかを見ていきましょう。
1つずつ説明していきます。
#1:Zappierでできること
Zapierでできることを紹介します。
- Gmailの添付ファイルを自動でGoogle Driveに保存する
- Slackに来たメッセージをSpread Sheetに自動追加する
- CRMから顧客情報をMailChimpに登録し、さらにアドレスをGoogleコンタクトに追加する
- Amazon Seller Centralの注文情報をGoogle Spread Sheetに追加、Sheetに新しい行が追加されたらSlackに通知する
- Trelloカードの予定をGoogleカレンダーに共有し、予定を作成する
- Evernoteで記事を作成してWordpressに投稿する
Zapierは連携できるアプリが3,000以上とかなり多く、また有料版なら3つ以上のアプリを連携させることができます。
Gmailの添付ファイルを自動保存などの単純作業から、ECサイトの顧客情報をメーラーソフトに登録し、さらにリストを作ることもできますよ。
シンプルな連携から複雑なワークフローまでをカバーできるのがZapierの魅力です。
ZapierとSlackの連携方法についてはこちらで説明しています。
#2:IFTTTでできること
IFTTTでできることを紹介します。
- Google Spread Sheetに新しい行が追加されたらChatwork(Slack)に通知
- Google Homeに問いかけた内容を自動で記録する
- WordPress更新時にTwitterに更新通知を配信する
- 同一の画像をInstagramとTwitterに同時に投稿する
- 職場に滞在した時間をGoogleカレンダーに自動で記録する
IFTTTは既存のアプレット・レシピが非常に多く、アプレットを作成する手間もなく連携作業ができます。
連携できるアプリは2つまでですが、シンプルな作業を無料で自動化できるのは大きな魅力ですよね。
特にスマートスピーカーとの連携が優秀で、Google Homeに話しかけた内容の自動記録もできます。
またSNS運用に便利なInstagramとTwitterの同時更新も可能。
職場に滞在した時間を記録して、Googleカレンダーに記録する勤怠管理機能もアプレット・レシピで実行できます。
複雑な作業はやや苦手ではありますが、個人事業主や10名以下の事業者がシンプルなタスクをオートメーション化したいならIFTTTでも十分と言えるのではないでしょうか?
(4)カスタマーサービス
ZapierとIFTTTをマスタマーサービスの面で比較しましょう。
どちらも日本語対応ではありませんが、メールでのカスタマーサポートが受けられます。
IFTTTは安価なだけにサポートはメールのみとシンプルですが、Zapierは最上位のCompanyプランで動画によるツール仕様のトレーニングコースが利用できるんです。
またZapierは基本の使い方を動画化して公開しており、万が一操作が分からない場合も視覚的に操作を学べます。
カスタマーサービスの充実という観点では、IFTTTよりもZapierの方が優れていると言えるでしょう。
(5)ZapierとIFTTTのメリット・デメリット
ZapierとIFTTTのメリットとデメリットを比較していきます。
機能や費用・サポートの充実度の他に、実際にチームが使用して負担がかからないかどうかを見極めてから導入を決めましょう。
1つずつ説明します。
#1:メリットの比較
まずはZapierとIFTTTのメリットを比較します。
Zapierのメリット | IFTTTのメリット |
・導入が簡単 ・選択肢を選ぶだけで連携が作れる ・連携可能なアプリが3,000以上と多い ・有料版では高度な連携が利用可能 ・ユーザー数の多さに対応できるプランあり ・有料プランが従量課金制で必要な分だけ課金できる ・利用者が多く日本語の解説サイトが多い |
・導入が簡単 ・家電の連携に優れたアプレット・レシピが多数ある ・有料プランが月額370円と定額で利用できる ・既存アプレット・レシピは無制限で無料で使える |
Zapierの魅力は連携できるアプリ数の多さと有料プランで高度なワークフローが作れることでしょう。
無料プランは双方用意されているので、人数やタスク実行数に合わせてアップグレードが可能です。
料金の安さでは圧倒的にIFTTTが安いですが、機能の充実度で言えばZapierの方が優れています。
#2:デメリットの比較
次はZapierとIFTTTのデメリットの比較をしていきます。
Zapierのデメリット | IFTTTのデメリット |
・日本語に非対応 ・連携可能な日本製アプリが少ない ・プランごとにタスク・Zapの利用数に制限がある ・細かい設定が可能なので最初は操作がやや難しい |
・日本語に非対応 ・2つ以上のアプリを連携できない ・無料で利用可能なアプレット数が3つ ・連携できるアプリ数が少ない |
ZapierもIFTTTも日本語に非対応なのは、英語が苦手な人にとってはデメリットになるでしょう。
Zapierは連携可能な日本製アプリが少なく、国産アプリを多く利用している企業では利便性を感じづらいかもしれませんね。
まずは無料プランで自社でよく使うアプリが対応アプリかどうかをチェックしておくべきでしょう。
さらにZapierはプラン毎に実行可能タスク・利用可能なZap数が違うため、適切なプランを選ぶのがややこしいのは難点です。
IFTTTは2つ以上のアプリを連携できないため、複雑なワークフローを作るのは難しいでしょう。
さらに無料版で作成できるアプレット数が3つまでと、Zapier無料版の5つに比べると少ない印象です。
連携アプリもZapierより少ないため、自社で使っているアプリに対応しているか確認する必要があります。
- 複雑な連携・様々なアプリを使って作業する企業→Zapier
- 安価で単純作業を自動化したい個人事業主→IFTTT
デメリットとメリットを比較した結果、複雑で多数のアプリを連携させたい企業はZapier向け、個人事業主や小規模事業で安価に自動化を試したい場合はIFTTTが適切です。
3.ZapierとIFTTTのどちらを使うべきか
ZapierとIFTTTのどちらを使うべきかをまとめます。
- 簡単な家電との連携など単純なタスクが多いならIFTTT
- 3つ以上のアプリを連携させたい・本格的な効率化を目指すならZappier
便利なアプリでも自社に適合していないと、結果的に社内の作業を効率化させるどころか遅滞させる可能性もあります。
詳細を説明します。
(1)簡単な家電との連携など単純なタスクが多いならIFTTT
簡単な家電との連携など単純なタスクが多いならIFTTTを選びましょう。
IFTTTには無料でも無制限に利用できる既存のアプレット・レシピが多数公開されています。
世界中のユーザーが作成したアプレット・レシピを使えば、自宅のスマートスピーカーと連携させることも可能です。
また事務所に人がいなくなったらWi-Fiを切るなどのきめ細かいアプレットも用意されています。
シンプルな作業をワークフロー化したい、家電と連携させたい場合はIFTTTが良いでしょう。
(2)3つ以上のアプリを連携させたい・本格的な効率化を目指すならZapier
3つ以上のアプリを連携させたい・本格的な効率化を目指すならZapierを選びましょう。
Zapierは連携可能なアプリが3,000種類以上な上に、3つ以上のアプリ連携が可能です。
高度なワークフローを利用したい、従業員数やタスク実行回数が多いならZapier出ないと、データの遅延や共有漏れが発生する可能性もあります。
リモートワークの推進や作業効率化で業務環境の改善を図りたいならZapierを選択してください。
まとめ
今回は類似のツールZapierとIFTTTについての比較を行いました。
どちらもアプリ連携でタスクを自動化させるツールなのですが、料金や機能面・そして向いているタスク処理に違いがありますよね。
従業員数が10名以上で3つ以上のアプリを使って作業をしているならZapier、単純作業を自動化したい場合はIFTTTで事足ります。
どちらも無料版があり、機能を確かめられるので本当に自社業務に適しているかどうかテストを行ってください。
自社にあったタスク自動化ツールを導入することで、従業員が細かい作業から解放されてより集中できる業務環境を作れますよ!
Zapierの基本機能や概要はこちらでまとめているので、併せて参考にしてください。
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