事業を起こすだけじゃない!起業家に求められる5つの素質と3つの準備

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ビジネスオーナーラボ 編集部

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「会社で一生を終えるビジョンが見えない…自分で何かしてみたい」
「友達が起業した…身近な人ができるなら俺にもできるかも?」

「自分の会社を起こしてみたい」誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

確かに起業をすることは誰にでもできますが、大事なのは事業を継続して利益を出すこと、生半可な知識では必ず失敗します。

今回は起業家とは何か、起業家に必要な5つの素質・起業家になるための3つの準備を解説。

この記事を読めば起業の準備の筋道が見え、具体的な行動が取れるようになるでしょう。

1.起業家とは何か

起業家とは広い意味では事業を起こす人のことですが、狭義では利益を継続的に出せる人。

起業自体は誰にでもできるので、広義で言えば起業家には誰でもなれるんです。

しかし事業を継続して利益を出せるのはほんの一握り。

本当の意味での起業家になるには、事業を成功させる必要があります。

2.起業家に必要な5つの素質

起業家に必要な5つの素質を解説します。

  1. 起業に対しての情熱
  2. 目的意識
  3. 決断能力
  4. 孤独に耐え得るメンタル
  5. 柔軟な思考力

他の仕事同様に経営者という職業にも適性があり、向いていない場合はストレスを抱えるだけの結果に終わるでしょう。

1つずつ適性を解説します。

(1)起業に対しての情熱

起業家に必要な1つ目の素質は起業に対しての情熱です。

会社を起こすためには経営に必要な知識の習得、資金調達、さらに起業後は社員のマネジメントや会計管理など膨大な仕事があります。

特に事業を始めたばかりの時期は人材も足りないので、経営者にかかる負担は非常に大きいため、情熱がなければ継続すること自体が難しいでしょう。

すぐ飽きてしまって会社運営を放り出してしまっては、企業にかけた手間や資金が無駄になります。

起業したいなら、自分の将来のビジョンに対して熱意が持てるかどうかが重要です。

(2)目的意識

起業家に必要な2つ目の素質は目的意識です。

事業を起こすのはあくまでスタート地点であり、起業して何をするかを決めておかなければ迷走してしまいます。

行き当たりばったりで行動する癖のある人は起業には向いていません。

大きな目標を決めて、そこに至るまでの小さなゴールを設定して努力し続けられる能力こそ経営者に求められるもの。

日頃からゴールを定めて行動できる能力がある人ほど企業で成功しやすいです。

(3)決断能力

起業家に必要な3つ目の素質は決断力です。

経営者は会社で起こる全ての物事を決済し、最終的な責任を取る立場。

人材を雇って業務を分担したとしても、決済の基準を定めて部下に落とし込むのは経営者の役目です。

決断力のない社長は部下からの信頼も得られず、会社の運営方針がブレるので長続きする企業を運営していくことはできません。

会社のルールを決める、重要な局面での決断ができる能力も経営者に必要な素質と言えるでしょう。

(4)孤独に耐え得るメンタル

起業家に必要な4つ目の孤独に耐え得るメンタルです。

経営者は会社のトップであり、社員の時のように仲間に弱音や愚痴を吐くことはできなくなります。

一人で会社経営についての悩みを抱えることもあり、精神的なタフさが必要。

常に前向きに物事を捉え、根拠がなくても「大丈夫だ」と考えて解決策を導いていく精神力は欠かせません。

メンタルコントロールができるタイプの人は起業家に向いているでしょう。

(5)柔軟な思考力

起業家に必要な5つ目の素質は柔軟な思考力です。

会社を立ち上げた後順風満帆に行く企業はほとんどなく、思わぬトラブルやミスに見舞われます。

固定概念を持っていると様々なトラブルに対処できず、動揺して精神を消耗することになるでしょう。

また社会情勢は常に変化するので、時勢を読んで会社の方針やビジネスモデルを柔軟に変化させることが長続きのコツ。

既存の考えに執着せず、常に柔軟に物事を考えられる能力も経営者の素質と言えるでしょう。

経営者の素質はこちらの記事でも詳しく触れています。

新米社長の教科書!社長がすべき5つの仕事と反面教師になるダメ社長の特徴

2021.07.05

3.起業家になるための3つの準備

起業家になるための3つの準備を紹介します。

  1. 企業の為の知識をつける
  2. 起業する時に相談できる人を見つける
  3. 起業資金の調達をする

会社を起こすために何をすれば良いか分からない方は、まずこの3つのことを実践してください。

1つずつ解説していきます。

(1)起業の為の知識をつける

起業家になるための1つ目の準備は起業の為の知識をつけることです。

まず起業と言っても個人事業主になるか法人を設立するかの種類があり、手続きも全く違います。

起業の種類や手続き方法、ビジネスモデルの立て方を勉強しましょう。

法人として人を雇用したい場合は人材の集め方や会計の方法などの知識もつけておく必要があります。

起業にあたって必要な情報を集め、手続きや資格についての知識を学びましょう。

(2)起業する時に相談できる人を見つける

起業家になる為の2つ目の準備は起業する時に相談できる人を見つけることです。

会社を立ち上げる時は身近にいる経営者に話を聞いたり、コンサルをつけて手続きを手伝ってもらったほうが良いでしょう。

まず手続き書類が非常に煩雑ですし、ビジネスモデルを客観的に判断してアドバイスをしてくれる人が必要です。

ビジネスには相手がいるものなので、ターゲット層が魅力を感じない商品やサービスを提供しても意味がありません。

周囲に起業した人がいない場合は、セミナーに参加して懇親会に出席して知り合いを作るのも手段の1つ。

ビジネスモデルや起業についてのアドバイスをくれる人脈を作り、相談できる環境を用意しましょう。

(3)起業資金の調達をする

起業家になる為の3つ目の準備は起業資金の調達をすることです。

起業資金とは事業開始のための初期費用だけでなく、数ヶ月分の利益や固定費などを含みます。

まとまったお金が必要なので、自己資金で開業したい場合は目標額を決めて貯金をしておきましょう。

貯金がないという方は融資を受けることもできるので、融資の種類や機関を調査しておくと実際に起業する段階になった時にスムーズな動きが取れます。

またビジネスコンテストに出場し、直接出資家から融資を受ける方法もありますよ。

起業を構想している段階から資金はどう調達するか、どの程度の金額が必要なのかは考えておくべきです。

資金調達の方法についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

自己資金がなくても大丈夫?起業に必要な資金と4つの調達方法

2021.07.05

まとめ

今回は起業家とは会社を立ち上げるだけでなく、事業を継続させて利益を出せる人のことを言うとお伝えしました。

事業を起こすだけならまとまったお金と書類さえ揃えば誰でもできますが、利益を出し続けると考えると少しハードルが高いと感じるでしょう。

経営者は孤独な職業なので、自分がまず起業家に向いているのかの素質をチェックしておいてください。

人によっては誰かに雇用されている環境下でこそ能力を発揮するタイプの人もいて、起業できるから能力が高いと言うわけではありません。

あくまで適性の話なので、率直に自分を見つめて起業家の素質があるか考えてみましょう。

起業を決めたら、すぐにでも起業に関する知識をつけて相談できる人脈を作り、資金調達の方法についても構想してください。

ビジネスで成功するにはスピードも大事ですが、自分が何をすべきか見極めて準備することも重要。

この記事で紹介した3つのポイントを意識して、今日から起業の日に向けて準備を始めましょう!

さらに詳しく起業の為のステップをまとめた記事もあるので、併せて参考にしてくださいね。

「起業したい、でも…」経営者を目指す人向け起業までの7つのSTEP

2021.07.05
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