新米社長の教科書!社長がすべき5つの仕事と反面教師になるダメ社長の特徴

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ビジネスオーナーラボ 編集部

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「社長って会社で何をしたらいいんだろう…今まで雇われる側だったからイメージが湧かない」
「前職の社長が超パワハラだったからあんな風になりたくない!でも具体的にどう振る舞えば良いんだろう」

起業したばかりの時は必死で考える暇もなかったかもしれませんが、創業期を過ぎて落ち着いた頃にふと「自分は社長として何をすべきか」と考えるようになるでしょう。

会社のトップである社長次第で会社は良くも悪くもなる物、社長がいつまでも自覚のない態度では周囲の人間も離れていってしまいます!

そこで今回者社長が会社ですべき5つの仕事と社員が離れていくダメな社長の特徴5選をご紹介。

この記事を読めば社長として何をすべきか、良い会社を作るための振る舞いが全てわかります!

1.社長が会社ですべき5つの仕事

社長が会社ですべき5つの仕事を紹介します。

  1. 会社で起きるすべての事象の責任を取ること
  2. 会社の資金繰りの管理
  3. 人材の育成をする
  4. 最終決済・決断をする
  5. 会社の風土を作る

経営者はあくまで会社のTOPであり、社員と仕事の内容は明確に違うということを自覚しましょう。

それでは1つずつ解説します。

(1)会社で起きるすべての事象の責任を取る

社長が会社ですべき1つ目の仕事は会社で起きるすべての事象の責任を取ることです。

各部門の責任者は置いていると思いますが、最終決済は全て社長に委ねられ、そして会社で起きたすべてのトラブルの責任を取る必要があります。

人の責任にするような社長は信頼を失い、部下から見放されていくでしょう。

社長の仕事はすべての社員の行動に責任を取ること、それに尽きるのです。

(2)会社の資金繰りの管理をする

社長が会社ですべき2つ目の仕事は会社の資金繰りの管理をすることです。

会社のエンジンとも言える資金の調達は社長の仕事、キャッシュフローを把握して予測を立てて目標を設定させ、融資が必要な場合は銀行に頭を下げにいく必要があります。

担当者を置いているからとすべて丸投げにせず、自身で日々の売り上げ報告などに目を通し、会社が潤滑に存続していけるかを日々チェックしなければなりません。

会社の資金の巡りが順調かどうかを把握し、管理するのも社長の大事な仕事です。

(3)人材の育成をする

社長が会社ですべき3つ目の仕事は人材の育成をすることです。

社員が多い場合は全員を社長が教育することはできませんが、役職者に会社の方針を伝えたり、部下の育成方法を指導するのは社長の役目。

足並みが揃っていないと社員が混乱し、教育方針がばらついているので統一された意識を持てないバラバラの会社になってしまいます。

また社長権限で社員に対しての外部講習、社内研修などの仕組みを作るのも社長の大事な仕事です。

(4)最終決済・決断をする

社長が会社ですべき4つ目の仕事は最終決済・決断をすることです。

会社の業務にはマネージャー決済、部長決済など決済権限が決められていると思いますが、重要度の高い判断は社長に委ねられます。

優柔不断な態度を取ったり、決断のたびに会議を開いていると決断が遅れビジネスチャンスを逃すこともあるでしょう。

社長にしか決められない物事は迅速に決済・決断するのも仕事の1つです。

(5)会社の風土を作る

社長が会社ですべき5つ目の仕事は会社の風土を作ることです。

ブランディングを決め、社員が働きやすい会社を作るためにまずは社長が理想の風土を考え、マネージャーなどに落としていく必要があります。

例えば風通しの良い会社であればマネージャーに部下との定期面談をするよう指示するなど、できることは様々あるはず。

社員がずっと働いていたいと思うような風土を作り上げ、実践していくのも社長の仕事です。

2.社員が離れていくダメな社長の特徴5選

社員が離れていくダメな社長の特徴5選を紹介します。

  1. 部下を信用せず人に任せられない
  2. 社員の尊敬や感謝を求める
  3. 言動をすぐに翻す
  4. なんでも他責にしてしまう
  5. 理想主義で現場を知らない

離職率の高い会社の社長の特徴をまとめたものなので、反面教師として目を通してみてください。

1つずつ解説します。

(1)部下を信用せず人に任せられない

社員が離れていくダメな社長の1つ目の特徴は部下を信用せず人に任せられないことです。

人が成長するには様々な業務に当たることが必要ですが、ダメな社長は部下を信用しないので何事にも口を出したり、仕事を部下に渡しません。

その結果社員は能動的に働く意欲を失い、社長の決定を待つだけの指示待ち人間になってしまいます。

部下に仕事を渡せない社長は最終的に無能な人材を抱えて自分が苦しむことになるでしょう。

(2)社員の尊敬や感謝を求める

社員が離れていくダメな社長の2つ目の特徴は社員の尊敬や感謝を求めることです。

社長はもとより会社のトップなので尊敬されているはずなのに、自分に自信がないので過剰に社員に対して尊敬や感謝を示すことを求めます。

「俺はすごいだろう」「毎月給料をもらえてありがたいだろう」と傲慢な態度になりやすく、社員の人心を離れさせる結果になるでしょう。

「働いてくれてありがとう」と感謝こそすれ、自分に対しての敬意や感謝を過剰に求めないようにしてください。

(3)言動をすぐに翻す

社員が離れていくダメな社長の3つ目の特徴は言動をすぐに翻すことです。

言動がコロコロ変わることで社員を振り回して疲弊させ、さらには「あの人は気まぐれだから」と信頼を失います。

会社の方針を決めたら達成できるまでは貫くべきですし、やむをえない事情で方針転換するなら社員に理由を説明し、納得してもらう必要があるでしょう。

気分で言動を翻すようなことをすると、社員の信頼を失い、また現場の混乱を招くので気を付けましょう。

(4)なんでも他責にしてしまう

社員が離れていくダメな社長の4つ目の特徴はなんでも他責にしてしまうことです。

社長の仕事は本来責任を取ることなのですから、他人に責任を求める態度はそもそも社長として失格。

何があっても自分が責任を取るという覚悟がなければ、この先社長行を続けていくことはできないでしょう。

人に頼ることができない辛い仕事ですが、社長は何でも責任を取らなければいけないんです。

(5)理想主義で現場を知らない

社員が離れていくダメな社長の5つ目の特徴は理想主義で現場を知らないことです。

風土づくりは社長の仕事ですが、理想と現場の状況が乖離して居ることはよくあるもの。

マネージャーなどとのコミュニケーションの不足から現場の状態を把握せず理想だけトップダウンで押し付けると、現場の反発や混乱を招きます。

何か新しいことをする際はマネージャーを読んで実践に無理がないかどうか相談させるなどのステップを踏むようにしましょう。

働いて居る社員の現状を把握せずに自分の理想だけで物事を推し進める社長にならないようにしてくださいね。

まとめ

今回は社長が会社ですべき5つの仕事とダメな社長の特徴を紹介しました。

社長の仕事は責任を取ること、決断することがメインで、大きな枠組みを作ったあとは現場担当に任せて資金繰りなどの社長業に専念すべきでしょう。

あまりに現場に口を出すと社員も働きづらいですし、マネージャーたちの成長を阻害する結果になりかねません。

適度にマネージャーや社員とコミュニケーションを取りつつ、必要な場面で決断を下して責任を取るどっしりとした態度が求められます。

社長の仕事は華やかですが孤独で、誰も頼れる人がいないと感じてしまうかもしれません。

しかしあなた次第で会社・社員の人生が向上すると考えれば、やりがいのある仕事ではないでしょうか?

社長の仕事・そしてダメな社長の特徴を反面教師とし、あなたの理想の会社を作り上げられる社長になってくださいね!

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2021.07.05
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