士業の集客方法を徹底解決!5分で読めるWebマーケティングの手法

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ビジネスオーナーラボ 編集部

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京都のWebコンサルティング・制作会社TMS Partners株式会社のコラム編集部です。中小企業/個人事業主が取り組みやすいWebマーケティングや、SEO、Web広告、マーケティングオートメーションのknow-howをお届けします。

「士業で開業をしてみたものの集客面での不安がある」
「士業で開業しているが最近、思った以上に集客が見込めない」

士業の集客方法についてお調べですね。

これまでの常識では、士業は資格を持っているだけである程度の収入が見込まれていた部分がありますが、年々士業登録者が増え、競争が激化した今では、新しい集客の方法を考えなければ安定的な収入が見込めない時代になってきました

そんな危機意識をお持ちの士業の方のために、現代の集客手法やマーケティング思考、これからの時代に安定的な収入を獲得するための集客術をご紹介します。

1.士業の集客

士業の集客には、大きく分けてインターネットを活用する集客とインターネット以外の集客の2つがあります。

集客では、ターゲットとしたい年齢に合わせて、インターネットの活用か、インターネット以外の集客を活用するかを考える必要があります。インターネットの活用が有効な層とそれ以外の集客方法が有効な層で別々のアプローチ方法を考えましょう。

(1)インターネット集客

インターネット集客とは、インターネット上にあるWebツール・媒体を通じて顧客を集めることです。

「Web集客」とも呼ばれます。

検索エンジンから集客するSEOやTwitter、Facebookを活用したSNS集客、Web広告などさまざまな手法があります。後ほどこれらの用語についても活用例を交えて紹介します。

(2)インターネット以外の集客

インターネット以外の集客の方法には、新聞・雑誌・フリーペーパー・テレビCM・展示会等へ広告を出すといった集客方法があります。

士業のサービスでは、相続のように、スマホやパソコンに馴染みが薄い高齢者の方をターゲットとしたものもあるでしょう。

そうした方たちに向けては、インターネット以外の集客方法が有効です。

ただし、こうした広告媒体にはそれ相応のコストがかかります。

どの程度の売上が見込めるのか事前にシュミレーションすることをおすすめます。

2.インターネットを活用した集客方法

インターネットを活用した集客にはさまざまなものがあります。自社のホームページからの集客や、SNSの運用を通じて集客を行う例があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ウェブ集客の方法

  • 自社媒体の活用
  • SEO
  • Web広告
  • 外部サイトからの流入
  • YouTube

(1)自社媒体の活用

自社媒体とは、自社で運営しているホームページなどを指します。また、最近では、YouTubeの活用例も増えています

ホームページ作成は、制作会社に依頼することもできますがご自身で作成する人も増えています。

以下に、ホームページ作成後の集客の手順を示します。

#1 SEO

SEOとは、検索結果ページの上位に表示されることを目指してコンテンツを制作する対策を指します。顧客の興味や関心や検索ニーズに合った記事コンテンツ等を作成することでサイトに訪れる方の数が増える仕組みとなっています。

どういったコンテンツを提供するべきか悩んだら、普段お客様から質問されることに対する回答をWeb上の記事コンテンツにするような形で進めると良いでしょう。

#2 Web広告

Web広告とは、GoogleやYahoo!の検索結果の上位に自社ページを表示させたり、FacebookやInstagram等の閲覧時に自社の広告バナーを表示させることで流入を図る手法です。

広告にかかる金額は検索ワードやメディアによって異なりますが、1クリックあたりの単価で決まります。

Web広告の平均クリック単価は、100円から800円ほどです。クリック単価は、広告を出稿する業種やキーワードの状況によって大きく変化するため、一概に平均を出すことはできません。

ポイント

クリック単価(CPC)は、Googleキーワードプランナーというツールから確認することができます。

#3 外部サイトからの流入

外部Webサイトからの流入とは、自社ホームページ以外のサイト(外部サイト)に貼ってあるURLを経由して、自社ホームページに呼び込むことを指します。

多くの外部サイトにURLを貼ってもらうことで流入を増やすことができます。

そのためには、多くの人に言及されるようなコンテンツ作りや、他社が運営するサイトに積極的にアプローチを行い、自社へのリンクを貼ってもらうような働きかけが必要です。

#4 YouTube

YouTubeは動画で見込顧客にリーチでき、集客を行えるメディアです。その他のメディアと異なり、動画という手段で見込顧客に情報を伝えられるため、顧客の安心感につながります。

また、動画の場合は情報量が多いため、たとえ短い動画であったとしても多くの情報を伝えることができます。

YouTubeの場合もSEO同様、コンテンツを作り続けることで、次第にアクセス数が上がる仕組みとなっています。

ホームページのコンテンツ追加と合わせてYouTubeの動画投稿をしておくことで、見込顧客の獲得が期待できます。

(2)SNS運用

SNSはスマホやパソコンを持つ多くの人が日常的に利用しています。

そのため、SNSを効果的に活用することでより多くの集客につなげることができます。

主なSNS
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Tik Tok

#1 Facebook

士業のSNS運営で、最も効果的だと言われているのがFacebookです。

Facebookの月間アクティブユーザーは、2600万人います(2019年時点)。そのうち、他のメディアと比べてビジネス層の30〜50代のユーザーが多く、特に50代男性の48%が利用しているSNSです。

そのため、士業の利用を考えている顧客層への訴求効果が見込めます。

また、SNSのなかでもオフィシャル感が強いことが特徴です。

ビジネス関係の相手とのコミュニケーションツールとして、利用するユーザーも多く存在しています。

#2 Twitter

Twitterは、日本人の月間アクティブユーザーが4500万人います。(2017年時点)

数あるSNSのうちで最もアクティブユーザーが多いことが特徴です。

また、Instagramと比較して、文字媒体を中心に訴求するツールです。

士業に関連した専門知識を駆使したお得情報をツイートすることが運用例となりそうです。

#3 Instagram

Instagramは、日本人の月間アクティブユーザーが3300万人います。(2019年時点)

近年、若者を中心に爆発的にユーザー数を増やしているのもこのSNSの特徴です。

画像媒体を中心に訴求するツールであるため、士業に関連した専門知識を駆使したお得情報を画像形式でアップすることが運用例となりそうです。

#4 Tik Tok

Tik Tokは、日本人の月間アクティブユーザーが850万人います。(2019年時点)

日本では若年層を中心に人気を拡大しているイメージでしたが、近年はビジネスマン向けの情報発信なども行っており、幅広い年齢層のユーザーを獲得しているSNSです。

短い動画媒体を中心に訴求するツールであるため、士業に関連した専門知識を駆使したお得情報やお悩み相談を動画形式でアップすることが運用例となりそうです。

(3)ポータルサイトの活用

ポータルサイトとはさまざまなWebサイトへの玄関口となるプラットフォームのことを指します。

例えば、顧客が士業の先生を検索できるサイトなどがポータルサイトに当てはまります。

ポータルサイトを通じて検索することで、新しい顧客の獲得につながります。

そのため、ポータルサイトへの登録は必須だと言えるでしょう。

3.ひとりでできるようになるまでのサービスの紹介

インターネットを活用した集客は、大きな訴求効果が見込めます。

しかし、軌道に乗るまでかなりの時間と労力を要します

そのため、それまでの間、集客の「補助輪」のような役割が必要だと考えます。

そこで、紹介したいのが、代行サービスの活用とセミナーへの参加です。

(1)代行サービスの活用

ホームページ作成やリスティング広告、コンテンツの充実化には、時間と労力がかかります

ご自身で行うよりも、信頼できる外部の制作会社を見つけたほうが、時間と労力を節約することにつながるでしょう。

士業のホームページ作成に特化したサービスや、士業のWeb集客に特化したサービスがあるので、予算と相談しながらサービスの活用をしましょう。

また、記事の執筆や映像制作のノウハウを有した企業のサービスの活用もおすすめです。

(2)セミナーへの参加

予算の都合上、ご自身で実施する必要がある場合は、集客セミナーを活用し、効率よく集客を進めることをおすすめします。

集客のノウハウやYouTube、SNSの運用方法などさまざまな情報を集めることができます。

ウェブマーケティングのノウハウをもっている会社の勉強会に積極的に参加することで、リテラシーを高めていきましょう。

士業の集客の常識の変化

4.より集客を広げるために押さえたい3つのポイント

さらなる集客を見込むために、おさえておきたい3つのポイントがあります。

まず士業自体の性質から判断して、営業との相性の悪さについて言及します。

インターネットの行動の変化から、他事務所との差別化を図る方法について考えていきましょう。

(1)士業と営業は相性が悪い

他業界では営業による集客が一般的ですが、士業の場合、営業はあまり相性がよくありません

営業をしないとお客さんを獲得できない事務所=お客さんが集まらない=腕がよくない、と判断されるおそれがあるからです。

そのため、お客様自ら知ってもらい、問い合わせを行ってもらうような集客を行う必要があります。インターネットの活用により、様々なコンテンツを作って集客を行えば、セルフイメージを毀損することなく、安定的な集客が期待できます。

(2)インターネットの行動にも変化がある

これまでは口コミによって士業を探すことが一般的でした。

しかし、インターネットが人口に浸透したことによって、人々の行動にも変化がありました。

顧客のほとんどは、手持ちのスマートフォンで検索をして事務所を探しますが、検索もエリアや現在地によって返す検索結果を変化する仕様になってきました。

たとえば弁護士の場合だと、「弁護士_地名」などのキーワードを打ち込んで検索されます。

ほかにも、Googleマップ上で検索を行い、士業の事務所を見つけるような顧客も出てきました。

そのため、新しい検索スタイルに先んじて適応することができれば、競合がまだ対策していない場所でご自身の事務所を検索結果の上位に表示するチャンスがあります。

新しい技術の導入にアンテナを張っておき、集客を行うようにすることがポイントでしょう。

(3)他事務所との差別化を図る

士業は、少ない顧客を取り合うような競争があるため、思うような業績をあげられる事務所は多くありません

もはや士業は資格をとって仕事を覚えて開業するだけで食べていける時代は終わったといえます。

士業は資格によって業務が限定されてしまうため、仕事内容で他業者と差別化することが難しい部分があります。

そのため、業務内容ではなく実績や、サポートの手厚さなどで差別化することを考えましょう。

まとめ

士業の集客のあり方は競争の激化やWebマーケティングの進化にあわせて、大きく変わりました。

時代の変化にあわせて、新しい集客方法にチャレンジして新しい顧客の獲得へつなげていきましょう。

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