【フレームワークあり】業務の効率化の目標例を5職種に分けて紹介

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ビジネスオーナーラボ 編集部

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「業務を効率化させるためにはどんな目標を立てればいいのだろう?」
「業務目標を設定するうえで、各職種ごとに意識すべきポイントってあるのかな…?」

業務の効率化を図りたいあなたは、どのような目標を立てればいいのか分からずに困っているのではないでしょうか?

そこで今回は、業務の効率化の目標例を「管理職・ディレクター」「営業職」「人事部・採用担当」「事務職」「企画・マーケター」の5つの職種に分けて紹介します。

いずれも、すぐに目標を立てられるようにフレームワークを用意しているので、目標設定の参考にお役立てください。

なお、「業務効率化って具体的に何をやればいいのだろう…」とお悩みの方は以下の記事を参考にしてくださいね。

社員の幸福度もUP!業務効率化のための3つの手順と具体的な方法7選

2020.08.31

1.業務効率化の目標を設定するには?例を5職種に分けて紹介

業務効率化の目標例を紹介します。

紹介するのは以下の5職種です。


それでは、これらの職種の業務目標とフレームワークについて、具体的に確認していきましょう。

(1)管理職・ディレクターはチームの達成率向上がメイン

一般的に、管理職・ディレクターは業務内容が数値化しづらい思われがちですが、それでもチームのミーティング参加率や部門採用率、労働環境に対する満足度など業務目標とすべき項目はいくつもあります。

その中でも特に意識すべきなのが、チームの業務達成率や部門目標の達成率でしょう。

これらの目標を適切に設定したうえで、達成するための具体的な期限やプロセスを明確にしておくと、部下へのフィードバッグも与えやすくなりますよ。

管理職・ディレクターの業務目標フレームワーク

  • 月1のチームミーティングを徹底化することで、業務達成率の〇〇%向上を目指す。
  • 毎週の朝礼の際、メンバーへの報連相を呼びかけることで、部門目標の認識率を〇〇%向上させる。
  • こまめに各チームと進捗確認ミーティングを行い、目標達成率が低いチームをサポートするように人員配置する

(2)営業職は継続率や顧客維持率も視野に

営業職は、新規顧客の獲得率など明確な業務目標を立てやすいですが、そのほかにも継続率(リピート率)や顧客維持率(CRR)も意識することが重要です。

このうち顧客維持率とは、自社のサービスを購入したり登録した顧客をどれほどの期間維持できるかを示したもので、営業職の大事な役割の1つとされています。

また、顧客維持率はマーケティングによって左右される側面もあるため、後述の企画・マーケター部門との連携も重要だと言えるでしょう。

営業職の業務目標フレームワーク

  • リピート率が高い顧客とそうでない顧客を比較検討し、サービス継続率の〇〇%向上を目指す
  • マーケティング部門と連携してアフターサービスを改善し、顧客維持率を〇〇%アップさせる
  • 来月末までに集客販促セミナーに参加し、新規顧客の獲得率を〇〇%向上させる

(3)人事部・採用担当は社内の満足度が鍵

人事部・採用担当は、採用人数の増加や社内の離職率改善が1番の業務目標ですが、これらを達成するには社内の満足度を向上させることが鍵です。

具体的には、人事考課の満足度や教育制度の見直し、社内ノウハウの反映率などを参考に目標例を設定しましょう。

また、そのうえで労務管理や勤怠管理といったメインの業務目標を改善させられると、働きやすい環境作りに貢献できますよ。

人事部・採用担当の業務目標フレームワーク

  • 社員1人1人にヒアリングを行い、労働環境に対する満足度と改善点を調査する
  • 年内までに新たな採用サイトを設立し、新卒応募者の割合を〇〇%増やす
  • リファラル採用を導入することで社内の離職率を〇〇%低減させる

(4)事務職は業務の効率化やミスの低減が主な目標

事務職は、ほかの社員へのサポートが主な業務ですが、それを達成するためには業務の効率化やミスの低減を図ることが重要です。

というのも、事務の業務とはいわば企業のシステムそのものであり、ミス(エラー)が起きないことを前提に業務が進められているからですね。

そのため、事務業務は常にワークフローを見直し続け、無駄な部分を洗い出すことが最善だと言えるでしょう。

事務職の業務目標フレームワーク

  • 〇か月に△回、業務効率に関する案を提出させることで、作業効率を□□%向上させる
  • 発注書をダブルチェックを義務付けることで、発注ミスを〇〇%低減させる
  • 新規システムを導入することで〇〇業務を自動化し、雑務の時間を△日あたり□時間削減する

(5)企画・マーケターはKGIとKPIを意識!

企画・マーケターが業務目標を設定するうえで、最も意識したいのがKGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)です。

このうち、KGIとは最終目標までの達成度合いのことで、KPIは目標を達成するためのプロセスを評価する指標を指しています。

企画・マーケターは、様々な部署を横断しながら業務を進める都合上、周囲からその業務内容を理解してもらえないことがあります。

また、顧客ニーズや市場動向を理解することはがあらゆる事業の出発点になりますから、企画・マーケティングの段階できちんと目標設定しておくと、企業全体の目標が定まりやすくなりますよ。

企画・マーケターの業務目標フレームワーク

  • メイン商材の売上を〇〇%向上させるために、リピーターの数と注文数の相関を調べる
  • 新規会員登録数を〇〇%引き上げるために、CVRの現状分析を行う
  • 自社サイトのSEO対策を行うことで、月のセッション数を〇〇から△△へと増加させる

2.業務効率化の目標を立てるために必要なSMARTの法則

「業効率化の例を見たけど、自分に合うものが見つからなかった…」
「自分で業務目標を設定する場合、どういったことを意識すればいいのだろう?」

そんな方におすすめしたいのが、SMARTの法則です。

これは、業務目標の達成率を最大限に高める設定方法で、以下の5つの要素によって構成されています。

要素 日本語訳 意味 具体例
Specific 具体性・明確性 目標は具体的か? 〇〇の市場動向やニーズを正しく把握するために、△△代の女性を中心にレビューや口コミの収集を行う
Measurable 計量性・測定可能 目標の達成度を図れるか? 〇〇サービスの成約率を△△%から□□%に向上させる
Achievable 達成可能性 目標は現実的に達成可能か? 〇〇を得意とする若手社員を中心にメンバーを選出し、△△に関するノウハウを持つベテラン社員がチームをサポートする
Relevant 関連性 目標達成が自社の利益につながるか? 〇件当たり△△万円売り上げられる顧客を新たに□□件獲得する
Time-bound 期限 目標に期限は設定されているか? 〇か月以内に△△に関するノウハウを資料化する

これらの要素を1つないしは複数盛り込むことで、業務内容はより明確化され、達成時の効果が最大限に高まります。

実際に、SMARTの法則を使って業務目標の管理シートを作成してみましょう。

3.まとめ

この記事では以下の内容について解説しました。

まとめ

  • 業務効率化の目標例5職種
  • 業務効率化の目標を立てるために必要なSMARTの法則

業務効率化の目標設定は、社内の士気を高める意味でも極めて重要だと言えるでしょう。

しかし、闇雲に目標を設定しても、それが実現不可能なら効果は期待できません。

大切なのは、目標の具体性とそれを達成するためのプロセスを検証することです。

今回紹介したSMARTの法則を使えば、業務効率化の目標を手軽かつ効果的に設定できるのでぜひ活用してみてくださいね。

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